奨学金に合格するためのコツは?
①求める人物像になる!
私の応募した留学の奨学金は、書類審査と面接の2段階選考でした。
奨学金の募集要項にある求める人物像の箇所を読み込み、重要箇所にはマーカーを引き、選考ではそれに合致した人物として審査員に思われるように心掛けました。
②経験と留学の動機を繋げる
選考で重視したことは、留学の動機を自分のこれまでの経験から説明することでした。 これが重要な理由は、本気で留学をしたいことを伝えるためには、自分が経験したリアルなエピソードを盛り込むと説得力があるからです。
例えば私は、地域経済を活性化させるノウハウを学ぶために留学をしたいと述べました。 そう考えたきっかけとして、大学在学中のボランティア活動を通して、地域の過疎化などの課題を実感したという体験がありました。
③自分の留学の意義を伝える
奨学金を出す側の気持ちを考えてみると、見知らぬ人に多額のお金を渡すわけです。
ただお金目当てで来る人よりも、本当に留学をしたくて意志のある人に協力したい。 お金だけ受け取って、留学先で全く勉強しない人よりも、熱心に勉強に取り組める人に協力したい。
したがって、奨学金に合格するためには、自分の留学への思いや意義を伝える必要があります。
私の場合は、以下のことに気をつけました。
- ②で説明したように、自分の体験から留学の動機を話すことで本気度を伝えるようにした
- 帰国後には留学で学んだことを社会に還元することを話した
奨学金選考の準備段階でこだわったことは?
①合格者に話を聞く
同じ奨学金に応募して合格した友人や先輩がいたので、とにかく話を聞きました。 私は以下のような質問をしていました(ご参考までに)。
- 志望動機はどのようなことを書いたか
- 志望動機に盛り込むべきことは何か
- 反対に書くべきでないことは何か
- 面接では何を聞かれたか
- 面接で気をつけることは何か
- 面接の雰囲気はどうか
いない場合でも、他の奨学金に応募した人の話を聞いてみたり、インターネットで検索してみたり、友人など頼れる人に確認してもらったりすることで、質の高い志望動機が出来上がると思います。
②面接練習に参加する
もし面接練習の機会があれば、積極的に参加しましょう。 これは自分の話が客観的にどのように評価されるかを知るために非常に重要です。
本番の面接前日にも練習がありました。そこでペアになった人に自分の志望動機をズタボロに言われてひどく落ち込みましたが、 そこから立て直して内容を練り直せたことが、振り返って本当に良かったなと思います。 他の人に志望動機を話すのは気後するしれませんが、 そう思う人こそ本番に緊張しても堂々と話せるくらいまで練習を重ねることで合格に近づきます! 友人や周りにサポートしてくれそうな人に、「練習付き合ってくれない?」と一声かけてみましょう◎
面接で実際に聞かれた質問は?
・留学の動機を教えてくれる? 過去の合格者の友人はスケッチブックを持参して留学の志望動機をプレゼンしていたので、私も同じように、スケッチブックに写真や地図を貼りつけて、5分程度で説明しました。
・留学先に興味を持ったきっかけは? 高校時代にある本を読んだことがきっかけとなったと伝えました。
・留学先には名産品はあるの? 意外な質問でしたが、私は地域の経済活性化を留学テーマにしていたため、この質問がされたのだと思います。
面接で気をつけたことは?
この人はこのテーマの留学の人、と面接官にはっきり覚えてもらえるように気をつけました。
奨学金は通常倍率が高いので、 自分の合格可能性を高めるには面接官の記憶に残るような話をすることが大事だと思ったからです。 一見難しく聞こえますが、自分の留学の志望動機をハッシュタグを1〜3個程度付けるだけで説明するとしたらどんな言葉になるか?という感じです。
これが重要なのは、だらだらと志望動機を話すことで、 結局面接官に何も伝わらずに終わることを避けるためです。
例えば、「語学力向上」「伝統文化理解」「観光業界で就職」など、 できるだけ具体的な言葉を考えてみましょう。
志望動機は、それを用いて簡潔に1分程度で説明できるようにしておけば、面接官も理解しやすく、結果として印象に残りやすいのではないかと思います。
最後に
倍率の高い奨学金を掴み取るためには、これくらいの準備をする必要があるということですね。 この内容は、今後その他の奨学金に応募される方にもかなり有効的な内容ですので、 ぜひ実行してみてください。